WR250Rは新車から6万kmを超えたが、クラッチ板は一度も交換していないので、フリクションプレートを交換することにした。クランクケース全体ではなく、クラッチのカバーだけを外せばよいので簡単。サイドスタンドの状態だとエンジンオイルもこぼれない。ただし、ブレーキペダルが干渉するので、外すか下げた状態を維持する必要がある。
外したフリクションプレート。変色などはしておらず、厚みも2.9mm強。限度は2.8mmなので、まだ使える状態かな。
新品は約3.0mmだった。
コンプレッションスプリングの自由長はだいたい40.4mmぐらい。新品は41.4mm、限度は39.14mmなので、もう少し使えそうだ。クラッチプレートもひずみや摩耗の問題はなさそう。用意したフリクションプレートとガスケットを交換して組立直した。
マグラの油圧クラッチを付けており、レバーを近いところでセットしているので、交換直後はクラッチが切れなかったが、レバー位置を遠くしてしばらく走行したところ、だいたい元通りになった。ツーリングがメインで半クラッチは多用しないので、当分は交換しなくてもよいだろう。