ノーマルカムシャフト


 寒い時期にセルの回りが重くなっているので、始動時にヘッドライトやスマートディスプレイをOFFにして、消費電力を小さくする工夫をしてきたが完全には解消していない。装着しているSP武川のN-15スポーツカムシャフトはデコンプ機構を省略しているので、いったんノーマルに戻してみた。カムスプロケットを外す際には、先人の教えにしたがって、タイラップで結んでおくと元に戻すのが楽だった。


 上がN-15、下がノーマル。ノーマルでは右端のベアリングの内側にデコンプ機構が付いている。交換後は気温が少し高くなったこともあり、問題なく始動できている。


 久しぶりにノーマルカムシャフトで走行したところ、やはり、中低速は力強くなるものの、高回転域では上昇が遅く、8000回転くらいで頭打ちする感じ。中低速が強いといっても125ccなので、坂道をグイグイ上るような力はない。上り坂でノーマルだと3速7000~7500回転くらいでシフトアップすることになるが、4速に入ると6000回転を下回るので失速してしまうことが多い。サブコンでリミットを9500回転に上げ、N-15のときのように9000回転くらいまで回わすと、4速に入れたときに6000回転以上のパワーバンドをキープできる。しばらくノーマルで乗ってみて、どうしても不満ならハイカムに戻してみよう。

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