USB半田ごて


 ヘッドライトリレーを追加する際、ヘッドライトのコネクタの近くからリレーコイルの電源を取る必要があり、余裕がないのでコネクタを追加することは困難だった。そこで、配線をカットしてはんだ付けをすることにした。東京で使っていた半田ごては廃却してしまっていたようで行方不明。ガレージでも使えるようガス式のものを物色していたら、最近はUSB充電式がたくさん販売されていた。私の場合、バイクの配線をちょっと修正するだけなので、容量などは小さくてもかまわない。アマゾンで評判のよさそうなものを購入してみた。
 本体、こて先3種、簡易置台、こて先洗浄用スポンジ、USB-C充電ケーブル、説明書がセットになっている。私はタバコをやめてしまったのでよく知らないのだが、電子タバコのケースを流用しているらしい。


 誤動作防止のため、短時間で5回ボタンを押すと起動、短押し2回で自動温度調整モードになる。バッテリの持ちは不明だが、10分で自動OFFになるとのこと。ONにするとすぐに温まるので非常に使いやすい。屋外でバイクの配線を数か所はんだ付けするのには最適だった。

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ヘッドライトリレー追加


 マーシャルのヘッドライトに交換すると、ライトの電源をバッテリーからとるため、キーONで点灯する。ノーマルではヘッドライト専用の電源となっており、エンジンを始動させると点灯する。また、BOLTやWR250Rはバッテリーから電源を取っているが、ヘッドライトリレーが装備されており、エンジン起動で点灯するようになっている。そこで、ヘッドライトのHi信号をトリガーとして点灯させるリレーキットを買ってみたが、パッシングを押すとライトが消えてしまう。これはサードパーティー?の左スイッチボックスのパッシング時にいったんヘッドライトがHi/Lo両方切れる瞬間があるようで、ノーマルのディマースイッチであれば問題ないと考えられる。


 CT125のヘッドライト部の配線。ヘッドライト用の電源はBr/W(茶/白)が(+)、W/G(白/緑)が(-)となっている。CT125のレギュレータは新電元社製のAC/DC LED H/L制御式REG/RECTを採用しているようだ。新電元社のホームページに正のサイクルでバッテリを充電、負のサイクルでヘッドライトを点灯するとの解説がある。


 ディマースイッチまで書き出してみると上図のようになる。バルブ式と異なりLoとHiば直列に接続されており、Hi時はLoを短絡することで切換えている。なお、ヘッドライト内のダイオードは、新電元社の技術解説によれば、Lo側LED断線時のバイパス回路とのこと。


 一方、マーシャルコンバージョンキットでは、上図のようにポジションランプ用のバッテリ電源でH4バルブを点灯させていると推測する。


 キットのコネクタを見ると、茶/白と白/緑は配線されておらず、ヘッドライト用電源は使われていないことがわかる。


 そこでこのヘッドライト用電源でリレーを駆動し、H4バルブ電源(アース側)をON/OFFする回路を追加してみた。

 まず、茶/白と白/緑の電圧を測定してみると直流で18V程度だった。CT125のREG/RECTはLEDの電流制御を行っており、ノーマルが10W程度とのことなので、1A前後に電流をコントロールしていると推測される。この電源にH4ハロゲンバルブをつなげると薄暗く光るらしいが、これは電流が制限されているため、1A×12V⇒12W程度しか流れないためだろう。また、この端子間を十分大きな抵抗であるテスターで測定すると電流を上げようと制御して電圧が上がることになるが、電圧も18V程度で制限をかけているものと考えられる。

 今回使ったリレーはエーモンの3235で、コイル電流は定格で150mAとなっているので80Ω相当になる。そこで、40Ωの抵抗を追加して、コイルには12V程度の電圧がかかるようにした。また、念のためフューズも入れている。

 キーONではポジションランプのみ点灯、エンジン始動でヘッドライトが点灯するようになった。とりあえずは動作したので、問題ないかこのまま使ってみよう。


 起動時、ヘッドライトをOFFにしていてもセルが回りにくいときがある。どうもスマートディスプレイが容量を食っているみたいだ。NikoMaku SM-1C V2.0には電源スイッチが付いていないので、ヘッドライト用に設置したスイッチを流用して、ディスプレイのON/OFFができるようにしてみた。OFFにしておくとセルが回りがよくなるような気がする。

注.このヘッドライトリレー回路は、電子回路や発電/整流回路などの専門的知識なしに製作・実施しており、同様のことを行われる場合は、自己責任でお願いします。

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KITACO ワレンズミニウインカー


 今更ではあるがウインカーをオフ車で定番のワレンズミニに交換してみた。ノーマルのウインカーを外し、DRCのフラッシャーホルダープレートを1か所2枚使ってステーを挟み込んで固定する。レンズはスモークでバルブはオレンジのLEDに交換した。


 フロントは簡単だが、リアはキャリアや外装を外す必要があり面倒。おまけに交換後ライセンスプレート灯が点灯しなくなっていたので、2回分解することになった。原因は電線取出しアダプタの接触不良だったようで、ギボシに交換したら点灯するようになった。


 以前からウインカーリレーはLED対応のものに交換していたのだが、点滅はまだ少し速いかな。


 CT125から外したPIAAのフォグランプを移植。武川のフォグランプは取り外した。


 JNS EngineeringのDOT LED Headlight KitはLoは明るくてよいのだが、Hiは暗いので武川のフォグをHiと同時点灯させていた。PIAAのフォグはカットラインがはっきりしており、独立して使うので、ヘッドライトも海外向け純正レンズに交換。イギリス仕様を入手できたので、左側通行に対応している。


 ポジションランプも青のLEDに換えてみた。なかなか下品でいいな。

 まだ調整中だが、海外用ヘッドライトとH4LEDバルブの組み合わせで、フォグランプを付けなくてもHiはまずまずの明るさ。Loも少しムラがあるものの暗くはない。PIAAのフォグランプと組合せると、割と広い範囲を照射できるようになった。

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Unique System H4用ヘッドライト制御スイッチ


 CT125にマーシャルのヘッドライトを装着したとき、電源をバッテリーから直接供給するようになったので、キーONでヘッドライトが点灯する。ノーマルはヘッドライト専用の電源なのでエンジンを始動するまで点灯しない。WR250RやBOLTはバッテリーからの供給だが、途中のヘッドライトリレーがECUの指令でONになるので、エンジン始動までは点灯しないようになっている。
 バッテリーに負荷がかかるのはイヤだなと思って物色していたら、Hiの信号でリレーを動かして点灯するキットを発見した。最初に見つけたのは5000円以上したが、探してみたらUnique System製H4用ヘッドライト制御スイッチがリーズナブルで製品の信頼性も良さそうだし、アマゾンでも買えるので購入してみた。


 リレーはパナソニックの12V用で30Aのもの。誘導負荷でも10A(120W)ぐらいは流せると思うので十分な容量。


 熱収縮チューブでおおわれているのがダイオード基盤と思われる。


 おそらく上図のような回路になっていて、Hi信号でリレーがON、リレーがONするとダイオード経由で自己保持をかけるのだろう。


 とりあえず装着、すでにいろいろ入っているライトケースに収めるのに苦労した。テストしてみたところ、LoポジションでのキーON→エンジン始動ではヘッドライトは点灯せず、Hiにしたところ点灯。その後。Loにしても点灯を維持し、想定通りの動作をしていた。ただし、タイ国向け?左ハンドルスイッチはLo側をさらに押し込むとパッシングスイッチになるが、点灯はLo→Hiの切替になっており、Lo位置にボタンを戻したときに消灯してしまう。Hi/Lo切替(ディマー)スイッチはHiとLoの間を同時点灯させて真っ暗にならないような接点構成になっているが、タイ国向け?のパッシングスイッチは同時点灯の配慮がなされていないためと考えられる。ちなみに、BOLTのパッシングスイッチは独立しており、Loで押すとHi/Lo同時点灯するようになっている。


 Hi→Lo切替時などでパッシングを押してしまうことはよくあるので、いったん取り外すこととし、代わりに物理的なスイッチを取り付けた。キーON前にOFFにして、起動後ONにすればあまり忘れることもないだろう。リレーの活用については少し検討してみることにしたい。

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謹賀新年

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小豆島


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日時:2024年12月25日
【自宅→姫路港】
 距離:48.9km
 時間:1時間37分
【福田港→福田港】
 距離:127.8km
 時間:5時間32分
【姫路港→福田港】
 距離:48.4km
 時間:1時間40分
【合計】
 距離:225.1km
 時間:12時間36分
距離と時間はGPSデータによる。
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中華製タイヤ空気圧モニター


 CT125は運が悪いのかパンクが多いし、トレールタイヤを履いているので、少しリアがグニャグニャした感触もある。走っていると空気圧が気になるので安価な中華製タイヤ空気圧モニター(TMPS)を付けてみた。四輪や二輪でも高級車では標準装備になりつつあるらしい。
 説明書の字が小さくて読みにくい上に日本語も怪しいが、上のボタンを長押しで起動/終了、下のボタンで警報の上限、下限の圧力や時刻を設定するようだ。単位はPSIまたはbarになっている。空気圧低下検知(LEDが点滅して音が鳴る)は1.0bar以下には下げられないので、オフロードでは使えないな。
 

 センサー部分。バルブのところに取付け、ロックナットで固定しておく。購入時点では内部の電池が樹脂でおおわれており、剝がして電池を再装着すると動作を開始する。


 電源供給用のUSBケーブル。コネクタは2極のマグネットになっている。バッテリー内蔵で、電源を供給しなくても一定時間は使えるようだ。また、節電のため、駐車中など振動がないと自動的にスリープに入り、動き出すと再起動するようになっている。

 圧力の精度はそれなりにあるようで、R&Rのタイヤゲージとは0.1bar(10kPa≒0.1kgf/cm2)以内の差だった。温度はバイクに取り付けている温度計と±2℃ぐらいの差になっていた。また、走行すると前輪の空気圧は上がらないが、後輪はしばらくすると0.2barほど上昇した。温度はほぼ外気温に沿って上昇・下降していた。センサがバルブのところにあるので、タイヤ内部ではなく外気温を測定していることになるのだろう。

 それなりには使えそうだが、後は耐久性かな。4か月後に壊れたというAmazonのレビューもあるし…。

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Garmin eTrex Touch 25


 iGPSPORT BSC100Sを導入したところ、GPSの精度などは問題ないが、潮岬ツーリングではメモリがいっぱいになって走行ログが止まってしまった。途中でファイルを保管すればよいのだが、忘れてしまいそうだし、時刻がズレているのも修正が面倒なので、Garminのデバイスを探すことにした。
 etrexの最新機種は22x/32xだが、22xでも日本語版は5万円近くするし英語版でも新品だと3万円以上するようだ。いろいろ探していたら、生産中止になったeTrex Touch 25のデッドストックらしきものがebayに出ており、2万円ほどで入手できるので購入した。


 内容物は本体とバーマウント、USBケーブルおよび説明書。画面保護のシールが貼られている状態だったので、商品説明のとおり未使用品のようだ。


 etrex 20xとの比較。画面は一回り大きい。スティックがないので画面は大きくても長さは同じぐらいで幅が少し広い。割と短命な機種だけど、タッチパネルの評判が悪かったのかな。タッチ自体は標準設定ではスマホより鈍いが、静電式らしく感圧式?のZUMOに比べるとよく反応する。


 背面。裏蓋のつくりは同じなので従来のetrexマウントがそのまま使える。電池ボックスやmicro SDカードスロットも同じ構造だった。


 起動したらデフォルトでは”アクティビティを選択してログ記録開始”方式のメニューになっていた。いちいちスタートするのは面倒だし、電源OFF後にスタートを忘れそうだ。少しいじってみたところ、システムメニューでClassic Modeを選択すると従来風のメニューになった。また、Classic Modeでログをオートスタートに設定しておくと、衛星補足と同時にログを開始してくれるようだ。


 CT125にマウント。画面は非常に見やすい。20xと同様にUSBで電源供給しながら使用可能。また、バイクの電源をOFFにすると、etrexは「そのままON」か「OFFにする」かを聞いてくる。選択し忘れてOFFになっても、次にバイクの電源をONにするとetrexも再起動する。


 英語版なので日本語表示はできないが、有志により日本の地図は各種配布されている。とりあえずOSM地図と地理院地図を入れておいた。20xやZUMOと異なり、地図の画面操作はキビキビ反応する。


 少し走行してみたが、ログには問題なさそう。とりあえずは20xと同様に使えそうだ。後はログのメモリがいっぱいになったときの書き出しなど、細かな挙動が20xと変わっていなければよいのだが…。

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DOPPELGANGER BIKE GARAGE 2500 WIDE


 東京から帰ってきた際、マンションから戸建てに引っ越した。バイクはカーポートに置き、カバーをかけて保管している。カバーを毎回掛けるのはそれなりに面倒だし、息子のMT-09SPは新車で、カバーでこすれたり蒸れたりするのを気にしているようなので、DOPPELGANGERの簡易ガレージを購入してみた。


 組立自体は工具不要で非常に簡単。説明書通りなら一人で30分ぐらいで完成すると思う。いろいろ情報を仕入れていたら、風対策で補強をしている人が多いみたいなので真似してみた。ビニールハウス用のΦ22mm(7/8インチ)鋼管を買ってきて、適当に三角形を作る感じでカットし、ユニバーサルジョイントで固定している。最初に見たサイトが22.2mmを使っていたので真似したが、ガレージのパイプはΦ19mm(3/4インチ)のアルミ管なので、補強もΦ19㎜の方がよいと思う。重石は10cm角長さ60cmのコンクリートブロックで、タイラップで止めている。写真では4個だが、後でもう2個追加した。設置場所はカーポートで屋根もあるので十分だろう。


 骨組みができたらカバーをかける。カバーはゴムバンドでフレームに固定する。フレームがジョイントにきちんと刺さっていなかったりすると、ファスナーが閉じなくなるとのこと。正面出入口は2分割で開けることが可能。人が出入りするだけなら、真ん中のファスナーを開くだけでOK。


 出入口や通気口には網戸が付いている。出入口自体や網戸は丸めて上に止めておくことが可能。照明は入口部分にセンサー検知のLEDランプを付けてみた。奥には手持ちのLEDランタンぶら下げている。


 幅195cmのワイドタイプなので、MT-09SPとWR250Rを互い違いに入れれば、間を通るだけの余裕がある。1台だけなら中での作業も余裕だろう。高さも十分で中央なら頭が当たることもない。ただし、3台は無理なので、CT-125は今までどおりバイクカバーをかけておくしかないな。

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潮岬


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iGPSPORT BSC100Sログ不調のため走行データなし。

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OsmAnd


 CT125にはNikoMakuのSM-1Cというスマートディスプレイを取り付けている。普段はGoogle Mapを表示させ、ツーリングのときはツーリングサポーターをナビに使っている。ツーリングサポーターはプレミアムプラン(600円/月)だが、最近の変更でCarPlayでの地図表示と月2回までのナビ使用ができるようになった。WR250RにはZUMO660を装着しており、ナビはスマホで行っているのでCT125だけのためにプレミアムプラスにするのは躊躇していた。
 また、Google Map、apple地図、ツーリングサポーターはどれも林道などは表示されないので、CarPlay対応で地理院地図みたいな表記ができるものを探していたら、OsmAndというアプリが地理院地図ほどではないものの、割と良さそうなので導入してみた。
 なお、OsmAndの無料版ではCarPlay対応不可で、OsmAnd Maps+(1100円/年または5000円買切り)かOsmAnd Pro(350円/月)とする必要がある。Proの方が高価なのは天気情報の追加や地図の更新頻度に差があるようだ。私の使い方ではProまでは必要ないと思われたのでプラスにしてみた。


 デフォルトのスマホ(iPhone12mini)での表示。ZUMOが搭載している地図に似ている感じ。CarPlay表示も含め、Google Map、apple地図、ツーリングサポーターのどれよりも見やすい感じ。CarPlayではスマホ表示に比べ情報量が減らされているが、OsmAndが一番情報量が多い気がする。


 プロファイルという設定を切換えて使うことが可能。デフォルトでオートバイの設定がある。地図の表示方法やナビのルール、画面レイアウトなどが設定可能。


 カスタムプロファイルを新規作成して好みの設定を保存できる。


 基本の設定。


 画面構成の設定。私はノースアップで使うので、ポインタは中央表示。進行方向で地図を表示させる場合は、ポインタを下に移動可能。


 ナビも細かく設定できる。


 日本国内でどこまで有効かは不明だが、未舗装道路を優先という設定もある。


 OsmAnd Maps+以上の有料版だとダウロード可能な地図が無制限となるうえに、等高線の表示が可能になる。


 また、主要な林道は地図に表示されている。これは笠形線。


 瀞川・氷ノ山線。


 千ヶ峰・三国岳線は未開通の扱いなのか、点線になっていた。


 ナビ(ルート案内)としても使用できる。通行区分の細かな設定はできないようだが、CT125で有料道路不可にすると、一般道で案内してくれる。経由地も設定可能で、権現ダムを経由地にすると、笠形線までいつも使うルートを表示してくれた。

 ざっと見たところ、OsmAndのよさそうな点は以下の通り。
 (1)地図をダウンロードして使うので、電波が届かなくても使える。
 (2)道路標示が見やすい。CarPlayでの表示情報量が多い。
 (3)主要な林道や等高線が表示できる。(1)と合わせると林道でも使えそう。
 (4)バイクを複数台(排気量やタイプ)を所有している場合、車種ごとの設定が可能。
 (5)元々オープンなプログラムがスタートなので、細かな設定ができる。サードパー
  ティーの地図もダウンロードして使える。
といったところかな。
 デメリットとしては、基本が地図アプリのようでナビに特化した細かな案内はしてくれないし、渋滞状況の表示もないようだ。また、Google Map等に比べると店舗などの情報量は少ない。とはいえ、オフラインで使えていろいろ設定変更可能だし、追加機能なども提供される可能性もあるので、CT125でしばらく使ってみるつもり。

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iGPSPORT BSC100S


 ツーリングでの走行記録(ログ)はGarmin製のGPSナビを用いて取得ている。CT125のときはetrex20xを使うことが多いが、スイッチ部の樹脂が劣化して破れたりして、かなりくたびれてきた。また、元々登山用の製品で乾電池で長時間作動することが前提なので、動作もかなりもっさりしている。(WR250Rで使っているZUMO660も、登山用でないのに動作は遅いが…)最新機種もあるが、あまり変わっていないのに並行輸入の英語版でも3万円程するので、購入する気にならない。
 中国製の安価なサイクルコンピュータが出回ってきており、スマホと連携して走行ログが取れるようなので購入してみた。機種はAmazonで評判のよさそうなiGPSPORT BSC100Sで6,000円ほどだった。


 本体、USBケーブル、マウント、説明書が入っている。説明書は最小限の記述しかない。Webサイトで情報をあさってみたが自転車乗りの人が多く、各種センサーとの接続や記録の精度などの話題が多く、あまり役に立つ情報は得られなかった。とりあえずスマホアプリを入れて接続して使ってみたところ、なんとなく使い方がわかってきた。


 バッテリー内臓で充電はUSB-Cケーブルを使う。車体への取付けはGarminの自転車用であるレックマウント互換になっている。


 本体を起動してスマホアプリにBluetooth接続。ログはアプリでcloudにアップロードしたり、メールに添付して送ることができる。ファイル形式はFIT、GPX、TCXに対応している。普段使っている轍WadachiはGPXとTCXを読込むことが可能。


 画面のレイアウト変更もアプリで行う。ただし、ディスプレイはドットマトリックスではないので、数字の位置や大きさは決まっており、表示項目のみ変更できる。自転車用なのでエクスサイズ系の表示が多く、バイク用としては不要な項目が多い。ログ取りが主目的なので速度と高度を表示させている。


 Garminとの比較のため、両方を取り付けて近所を走ってみた。設定で自動記録をONにしておけば常にログを取ってくれるようだ。なお、電源ONでの立上りや衛星の補足はかなり早いようだ。一応、USBケーブルを接続しているが、バッテリーの表示には変化がなく、電源ONでの充電が行われているか不明。充電していなくても、バッテリーの持ちは公称40時間なので、1日で切れることはなさそうだ。


 走行記録。青がiGPSPORTで赤がGarmin。ほとんど差がないように見える。ポイント数もiGPSPORTが407、Garminが483で大差はない。なお、iGPSPORTのGPXテータは時刻が9時間進んでいたので、時刻変更ツールで修正した。面倒なのでファームウェアかアプリのアップデートで対応してほしいところだ。


 拡大したところ。たまたまかもしれないがトンネル出口の反応はGarminの方がよかった。それ以外はiGPSPORTの方が道に沿っているように見える。

 走行ログを取る目的であればBSC100Sは安価で、スマホに接続してデータ転送できたりして便利。しばらく使ってみて問題がなければ、何度も現役復帰してきたetrex20xもついに引退かな。

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