CT125にはNikoMakuのSM-1Cというスマートディスプレイを取り付けている。普段はGoogle Mapを表示させ、ツーリングのときはツーリングサポーターをナビに使っている。ツーリングサポーターはプレミアムプラン(600円/月)だが、最近の変更でCarPlayでの地図表示と月2回までのナビ使用ができるようになった。WR250RにはZUMO660を装着しており、ナビはスマホで行っているのでCT125だけのためにプレミアムプラスにするのは躊躇していた。
また、Google Map、apple地図、ツーリングサポーターはどれも林道などは表示されないので、CarPlay対応で地理院地図みたいな表記ができるものを探していたら、OsmAndというアプリが地理院地図ほどではないものの、割と良さそうなので導入してみた。
なお、OsmAndの無料版ではCarPlay対応不可で、OsmAnd Maps+(1100円/年または5000円買切り)かOsmAnd Pro(350円/月)とする必要がある。Proの方が高価なのは天気情報の追加や地図の更新頻度に差があるようだ。私の使い方ではProまでは必要ないと思われたのでプラスにしてみた。
デフォルトのスマホ(iPhone12mini)での表示。ZUMOが搭載している地図に似ている感じ。CarPlay表示も含め、Google Map、apple地図、ツーリングサポーターのどれよりも見やすい感じ。CarPlayではスマホ表示に比べ情報量が減らされているが、OsmAndが一番情報量が多い気がする。
プロファイルという設定を切換えて使うことが可能。デフォルトでオートバイの設定がある。地図の表示方法やナビのルール、画面レイアウトなどが設定可能。
カスタムプロファイルを新規作成して好みの設定を保存できる。
基本の設定。
画面構成の設定。私はノースアップで使うので、ポインタは中央表示。進行方向で地図を表示させる場合は、ポインタを下に移動可能。
ナビも細かく設定できる。
日本国内でどこまで有効かは不明だが、未舗装道路を優先という設定もある。
OsmAnd Maps+以上の有料版だとダウロード可能な地図が無制限となるうえに、等高線の表示が可能になる。
また、主要な林道は地図に表示されている。これは笠形線。
瀞川・氷ノ山線。
千ヶ峰・三国岳線は未開通の扱いなのか、点線になっていた。
ナビ(ルート案内)としても使用できる。通行区分の細かな設定はできないようだが、CT125で有料道路不可にすると、一般道で案内してくれる。経由地も設定可能で、権現ダムを経由地にすると、笠形線までいつも使うルートを表示してくれた。
ざっと見たところ、OsmAndのよさそうな点は以下の通り。
(1)地図をダウンロードして使うので、電波が届かなくても使える。
(2)道路標示が見やすい。CarPlayでの表示情報量が多い。
(3)主要な林道や等高線が表示できる。(1)と合わせると林道でも使えそう。
(4)バイクを複数台(排気量やタイプ)を所有している場合、車種ごとの設定が可能。
(5)元々オープンなプログラムがスタートなので、細かな設定ができる。サードパー
ティーの地図もダウンロードして使える。
といったところかな。
デメリットとしては、基本が地図アプリのようでナビに特化した細かな案内はしてくれないし、渋滞状況の表示もないようだ。また、Google Map等に比べると店舗などの情報量は少ない。とはいえ、オフラインで使えていろいろ設定変更可能だし、追加機能なども提供される可能性もあるので、CT125でしばらく使ってみるつもり。