バイク用Carplay/Android Autoディスプレイ


 バイク用の後付けCarplay/Android Autoディスプレイが売っていたので購入してみた。いわゆる中華製で、アリババなどでは同じようなものがたくさん販売されている。メーカーや型番は不明だが、MAXCA社製の XPlay C5 Proのようだ。ホームページによれば、住所が深圳の工業団地なので、MAXCA社はメーカーと思われる。(中国だし、何でもありの国なので、あくまでも推測だが…)

 この製品だとしたら、書いてあるスペックは、
  Model: C5 Pro
  Core: Sunplus Dual-core
  Ram 512MB ROM 2GB
  OS: Linux
  Screen Size: 5 inch
  Resolution: 800*480 Pixels
  Waterproof: IP68
  Features: Wireless Carplay, Android Auto, USB/SD multimedia Player, Bluetooth, EQ
になる。


 内容物。本体、ホルダー、バッテリー接続用ケーブル、USB接続用ケーブル、RAMマウント互換のクランプなどが入っている。


 背面。電源ケーブルが出ていて、途中のコネクタでバッテリー接続かUSB接続のケーブルを選択できる。ボールの上に方にあるネジで本体を固定している。一応、盗難防止用かな。ケースやケーブルは別売でもあるようなので、本体だけ付け替えて使うこともできるみたいだ。


 側面にネジ止めのフタがあり、


 中にはミニUSBコネクタとMicroSDカードスロットがある。


 USB-ACアダプタに接続して起動してみる。照度は手動切り替えで、右上の太陽マークを触ると夜間モードになって暗くなる。日中と夜間の照度は個別に設定できる。


 ホーム画面右下の”Settings”からBluetoothでiPhoneに接続すると、Apple Carplayが立ち上がる。なお、CarplayやAndroid Autoでは、Bluetooth接続後、WiFiも自動的に接続される。また、イヤホンやヘッドセットは”Settings”ではなく、左下の”Bluetooth Emit”から接続するようだ。撮影後に気が付いたが、”Settings”から日本語メニューにも設定できる。


 MicroSDカードにMP3ファイルを入れてみたところ、Carplayではなく本体内蔵のプレイヤーで再生できた。USBコネクタの使い道は未確認。


 BOLTのGARMINを取り付けていたところに載せ替え。とりあえずUSB接続で使ってみることにする。使い勝手に問題なければ、バッテリー(アクセサリ電源)接続とすることで、雨天でも使用可能になる(はず)。


 起動画面はBMWのGSっぽいバイク。


 ディスプレイにBluetooth接続したヘッドセットやイヤホンで、ナビの音声以外にもApple Musicなどの音楽を聞くことができる。

 奥秩父ツーリングでiPhone12に接続して試してみた。画面は明るくて日中でも視認性などは問題なし。画面の情報量はスマホやタブレットより少ないが、その分見やすくなっている。ただし、慣れていないこともあるが、操作性はまだ改善の余地がありそうだし、細かい設定は結局スマホで行なうことになる。

 エンジンを切ると端末もOFFになるが、再始動するとすぐにヘッドセットが接続し、その後10~20秒ぐらいでCarplayも立ち上がる。なお、普段のナビはツーリングサポーターにしているが、800円/月のプレミアムコース(通常版は400円/月)にしないと使えない。また、恐らくディスプレイ側の問題だと思うが、音声案内の語尾が切れるのが気になった。(「約1km先を右折です」の「です」が聞こえない)

 スマホの電池は3時間くらいで半分になっていたので、それなりに消耗するようだ。途中からはモバイルバッテリーで充電しながら使った。ヘルメットに装着したヘッドセットは普段なら1日中使っても半分ぐらい残るのだが、奥秩父ツーリングのときは帰路の高速道路でバッテリーが”要充電”になった。原因はよくわからないので、他のイヤホンなどを使うなどして調べてみる必要がありそうだ。


 帰ってきてからdtab Compact d-52CでAndroid Autoも試してみた。接続方法はCarplayと同じで、Bluetoothで接続後、しばらくするとAndroid Autoが起動した。


 Android AutoにはRadikoアプリがある。操作性はだいたい同じだが、普段はiOSを使うことが多いので、Carplayの方が使いやすい感じがした。
 BOLTでロングツーリングのときはタンクバッグにタブレットを入れて接続するとよいかもしれない。雨でも使えるはずだし、モバイルバッテリーを使えば、1日中使っても問題ないだろう。停車時にはアプリでツーリングマップルを確認することもできる。

【2023年4月9日追記】

 WR250Rに装着してAndroid Autoを実際に試してみた。使い勝手はCarplayと大きな差はない。ジェットヘルだったので、ツーリングサポーターの音声案内はイヤホンで聞いたが、語尾が切れるようなことはなかった。Carplayで語尾が切れるのはヘッドセットとの相性かな?

 Android端末はdtab Compact d-52Cを使った。4時間ほど走行したらバッテリーは70%くらいまで減った。1日ぐらいは持ちそうだが、モバイルバッテリーで補充した方が安心だろう。

 途中、何度かAndroid Autoからホーム画面に戻ってしまう現象が発生した。ディスプレイ本体左上の電源スイッチOFF-ONで再立ち上げすると、自動的に再接続してナビの案内に戻った。Bluetoothは繋がっていたみたいなので、何かの理由でWiFiが切れたのかもしれない。すぐに復帰できるので、頻発しなければいいのだが。

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バイク用Carplay/Android Autoディスプレイ への2件のフィードバック

  1. きたみ のコメント:

    こんにちは~。
    コメントにURLを残していただいていたので見に来ちゃいました。わかりやすい記事でいいですね!画面がところどころうちの個体とは違うあたりが興味深いです。
    また遊びにきます~。

    • pxd04615 のコメント:

      きたみ さん、こんにちは

       画面が違っているのですか~。ということは私のはパチものなのか。

       中国で仕事していたことがあるのですが、コピーのコピーなんか当たり前のお国ですからねぇ。まあ、調子よく動いてくれればなんでもいいです。

       今後ともよろしくお願いします。

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