伊豆大島


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 日時:7月22日
 距離:96.2km
 時間:4時間55分
距離と時間はGPSデータによる。なお、最初の岡田港→大島空港辺りまで、スイッチ入れ忘れによりデータが欠損している。


(0)竹芝フェリーターミナル

 大島行大型客船は23:00に出港。2時間前ほどに竹芝フェリーターミナルへ行って、荷物としてバイクを預ける。


 運送料金を払って付箋と半券をもらう。


 乗船するさるびあ丸。2020年就航の3代目とのこと。


 行きは深夜なので特2等の寝台にした。


 2段ベッドになっている。


 ベッド脇にコンセントが付いているので、スマートフォンなどの充電もできる。

(1)野田海岸

 朝5時に岡田港に到着。反時計回りに進んで野田海岸へ。砂浜が黒い。


 伊豆大島灯台へも行こうと思ったが、アプローチの林道がヌタヌタだったので引き返した。

(2)元山港

 大型客船は島の北端の岡田港か西海岸の元山港に入る。どちらになるかは当日決定とのこと。この日は帰り便も岡田港だった。

(3)地層大切断面

 元山から都道208(大島1周道路)を南に進むと、地層大断面が現れる。


 道路工事中に発見されたとのこと。


 1万8千年分の地層らしい。


 通称はバームクーヘン。

(4)波浮港

 都道208をそのまま進み島の南端の波浮港へ。


 波浮港見晴台からは湾全体が見渡せる。


 ”三日おくれの便りをのせて、船が行く行く波浮港~♪”で有名。歌碑も設置してある。


 元々は火口湖だったのが津波で海とつながり、江戸時代末期に切り開かれて港として整備されたとのこと。整備を行った商人、秋広平六の銅像が建っている。


 今は漁船が停泊。釣りをしている人もいた。ブリの小さいやつを狙っているとののこと。


 町並みは漁港らしい風景。

(5)筆島

 波浮港から東海岸を北上、筆島の展望所へ。火口の溶岩が残ったものとの説明。


 近くにはオタイネの碑がある。朝鮮半島出身のキリスト教信者で、徳川家康の側室付き侍女だったが、側室になるのを拒否して大島、新島、神津島へ流されたとのこと。宣教師の報告書に、島を出て大阪にいるとことが記載されているので、ここで亡くなった訳ではなさそうだ。

(6)裏砂漠

 大島1周道路を北上して裏砂漠入口へ。


 三原山の南側に広がる砂漠。


 レンタカーは進入禁止。


 1.3kmほど中に入ると進入禁止の柵がある。


 火山噴出物で覆われた黒い砂漠。国土地理院地図で唯一”砂漠”と書かれているらしい。


 しばらく走り回っていたが、雨が強くなってきたので撤退。


 適当に進んでいたら、別のところに出てしまった。

(7)月と砂漠ライン
 
 少し戻って月と砂漠ラインへ。駐車場から徒歩で裏砂漠へ入ってみる。


 10分ほど入ると展望所があるが、霧で何も見えなかったので撤退。

(8)大島のサクラ株

 レインボーラインに入ったところに大島のサクラ株がある。


 木は倒れてしまったので、根っこの部分が残っている。


 樹齢は800年とのこと。


 特別天然記念物になっている。

(9)椿のトンネル

 大島1周道路を走行中、「椿のトンネル」とあったので入ってみるが、花が咲いていないのでよくわからなかった。

(10)三原山

 一応、三原山にも上ってみるが、霧で何も見えなかった。

(11)岡田港

 少し早いが岡田港に戻る。バイクは写真のコンテナに入れて積み込まれる。


 待合所にて途中のスーパーで買ってきたべっこう寿司を食べる。白身魚が唐辛子醤油につけてある。昔はわさびがなかったためらしいが、これはこれでおいしい。


 帰りは昼間なので椅子席にした。座り心地はまずまずで、カーテンでプライバシーもある程度確保できる。とはいえ、夜は寝台で横になった方がいいと思う。


 当日は雨の予報だったので、前日にフェリーに乗る前にワークマンで長靴を購入。靴下に引っかかって脱着がやりにくいが、履き心地はまずまず。


 折りたたんで袋に収納できる。

 東京に単身赴任中には一度は生きたいと思っていた伊豆大島に行ってきた。大型客船の更新があったりして、なかなか予約が取れなかったが、夏休みに合わせて予約できた。あいにくの雨だったが、裏砂漠は他では見ない光景。機会があれば、椿の季節にも行ってみたいところだ。

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